Artworks
筆ペン画シリーズ・杖シリーズ
15歳で始めた筆ペン画。記憶とエモーションを、紙の上に残す。
Brush-pen drawings begun at fifteen. Each work keeps a cross-section of memory and emotion on paper.

展示風景(杖シリーズ ほか)
Artist Statement
筆ペンによる描画を始めたのは、15歳の時。首の怪我が原因で、ある日の定期試験中に突然意識を失い、しばし昏睡した。意識が戻った後も、呼吸はできるものの手足の感覚はなかなか戻らず、自らの身体が断ち切られたような感覚を覚える。その日、漫然と続いてきた生が揺らいだ感触と、再び目を開いた時に飛び込んできた、あまりにも鮮やかに脈動する視界が忘れられず、夢中で紙と筆ペンを手に取って描き始めた。
その時々で体を浸す音楽や、出会った人との会話、移ろいゆく季節への感傷……。「わたし」が出会う幾多の記憶とエモーションを指先に込めて、紙の上に残す。図上のさまざまな造形的要素が観る人に喚起するイメージには、常に、「断面を目撃する」という行為に人間が抱く根源的な豊かさへの憧憬と、紙面の外側へと際限なく続いていく命の気配に向けた希望が通底している。

01杖 シリーズ No.001

02杖 シリーズ No.002

03夏 海と山を繋ぐもの
Summer: The Flow of Water Uniting the Sea and the Forest

04めぐる春、無数の息吹を立ち止まり見定めるもの
Spring in Motion: A Countless Breath Observed and Contemplated in Stillness

05星のよろこび
Stellar Delight

06まごころ
Heart Sphere on the Eternal Stone

07プロミネンス
Prominence: The Eminence of Planetary Radiance

08常しえの微笑み
The Timeless Grace of a Smile

09ヘルゴラント Helgoland































